第3回 芦津渓谷
原生林と渓流のハーモニーが造り出す美しい景観、芦津渓谷。まだ残暑の厳しい8月下旬、澄み切った空気と清水が流れる渓谷に、涼を求めて訪れてみました。
千代川の源流の一部でもある北股川上流の芦津から三滝ダムまでを「芦津渓谷」と呼びます。その一部は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。天然スギとブナ、トチなどからなる混交林と、三滝や二ツの滝などの無数の滝群からなる渓谷が織り成す景観は西日本屈指の絶景と言われています。
三滝ダム周辺には遊歩道が整備され、景観を堪能しながらのハイキングは格別です。新緑や雪景色のシーズンも魅力的ですが、混交林特有の赤や黄や緑の鮮やかな紅葉が湖面に映える秋がお勧めです。
芦津渓谷やその周辺には、遊歩道に沿って無数の滝が点在します。中でも三滝は、昔から竜神が宿ると言われ、雨乞いの神としても信仰されています。また、遊歩道沿いには、風水で造られた芸術的な巨岩や、神秘的な原生林や巨木を見ることができます。
芦津渓谷は「因伯の水ふるさとの渓流」にも指定されており、透き通る水には、渓流の宝石と言われるヤマメ(山女)や、幻の渓流魚と言われるイワナ(岩魚)が生息しています。
街の喧騒から離れ、渓谷美を見ながら、風のささやき、水のせせらぎ、小鳥のさえづりを聴きながら散策。
滝から舞い上がる水しぶきを頬に感じ、原生林に囲まれた中で深呼吸をすれば、日頃のストレスや疲れなど心地よい汗と共に流れていきます。
散策の後は、渓流を眺めながら、昔ながらの藁葺き屋根の下で地元の山菜料理も楽しめます。
是非、これから秋の紅葉シーズンにお出かけしてみてはどうでしょうか。
芦津渓谷については下記のリンク先もご参考ください。
