更新日時 2020年8月20日

  ガス機器の適切な維持管理について

 

 令和2年7月30日に福島県郡山市の飲食店で、死者を伴う爆発事故が発生しました。出火原因の可能性として、屋内のガス配管の腐食箇所から液化石油ガス(LPガス)が漏洩し、何らかの火源により引火、爆発したことが考えられています。

 

ガス機器の正しい取付け

 

 ⑴ ガスコンロやガスストーブを柱や壁に近づけて使用すると、壁面などを不燃のもので覆っていても内部

  の木材が炭化して、低温でも発火することがありますので注意してください。

 ⑵ ガス漏れを防ぐために、ゴムホースなどは器具との接続部分をホースバンドなどで締め付けて、適正な

  長さで取り付けるようにしてください。

 

ガス機器の維持管理

 

 ⑴ ガス機器の定期的な清掃やメンテナンスを行うようにしましょう。

 ⑵ ガス機器に異常を感じた場合やガス配管等に破損や腐食等がある場合は、直ちに使用を中止するととも

  に、緊急連絡先やメーカーに連絡し、修理等を依頼するようにしましょう。

 ⑶ 休業等でガスを長期間使用しない場合や事業を再開する場合は、液化石油ガス販売事業者に連絡するよ

  うにしましょう。

 

ガス漏れに気づいた時の注意点

 

 ガス漏れなどの異常に気が付いたときは、ガスの元栓を閉め、窓を開けて空気の入れ換えをしてください。その際、換気扇や電灯などのスイッチやコンセントプラグには絶対に触れないでください。火花が発生し、爆発を起こす可能性があります。

 

液化石油ガス(LPガス)の消防法上の規制について

 

 液化石油ガス(LPガス)は、消火活動に重大な支障を生ずるおそれのある物質で300kg以上貯蔵

し、又は取り扱う者は、あらかじめ所轄の消防署長に届け出る必要があります。(消防法9条の3)

 

 

 

参考資料